米国留学2

プログラムが始まる前に、私が尊敬する経営者の一人であるN社長とお会いする機会がありました。N社長は私の大学の先輩で日本で成功された後仕事の拠点をパロアルト(スタンフォード大近郊)に移しご家族と一緒に現地に住んでおられます。

お会いできる日時が日曜でしたので、4歳になる息子さんとの散歩の途中に時間をとって頂きました。息子さんは生後まもなくアメリカ生活が始まったので英語しか話せないそうですが、N社長は、これからの時代は本物の英語が話せることの方が大事で、日本語は話せなくても良いというお考えでした。私は日本語を話せなくなるのは少しもったいないのではと、その時は思いました。

その後、プログラムが始まり、前回最後に触れた英語しか話せない台湾系アメリカ人のJさんとディスカッションする機会が訪れました。他のアジア系アメリカ人や私等が授業での発言に躊躇する中で、Jさんは自分の意見をしっかり述べ、アメリカ人だけでなくドイツ人、ブラジル人の前でも堂々とリーダーシップを取っていました。この時、私はN社長がおっしゃっていたことの意味がわかった気がしました。世界の共通言語が英語である以上、この言語を第一言語として駆使できることは世界中の人に対してリーダーシップを取れる大きな武器であることは間違いありません。

もちろん誰もが選択できるライフスタイルではありませんが、日本人だからこうあるべきというはなく多様性のある育て方を選択することは良いことだと思いました。Jさんはまだ30歳前後ですが、某日系大企業のサンフランシスコ支社のマネージャーとして大きなプロジェクトを任されていました。N社長の息子さんの将来の姿はこんな感じになるのかなと勝手に想像してしまいました。20年後に成長した姿を見るのが楽しみです。

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