マレーシア航空機撃墜事件

今回のブログは元々はワールドカップについて書こうと思っていたのですが、ウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜されたというニュースが入り、とてもスポーツについて書く気持ちにはなれず、タイトルを変更させて頂きました。

マレーシアは家具の輸入先としてこれから開拓していこうと思っていた国で、すでに何度も訪問しています。多民族国家でありながら異なる民族・宗教の人々が争わずに共存しあい、親日で日本人に対してとても親切にしてくれる大好きな国の一つです。

今年3月のマレーシア航空北京行きの事故は、その2日前に大阪行きのマレーシア航空に乗ったばかりでしたので当時、冷汗をかいたと同時に日本便でお世話になった親切な乗務員さんの一部の方々が亡くなられたことに心が痛みました。それから4カ月しか経っていないのに同じマレーシア航空で、こんな悲劇が起こるとは運命の残酷さを感じずにはいられません。

アメリカの発表によると今回は事故ではなく、親ロシア派がウクライナ政府軍の軍用機と誤射した可能性が高いそうです。紛争自体があってはいけませんし、誤爆などもっての他だと思います。一方で、もし南北朝鮮で有事が発生すれば日本の航空機ルートでも同じようなリスクが有りうると思っています。現在、北朝鮮はミサイル発射などで挑発はしていますが、韓国との本格的な内戦までは考えていないように見えます。残念ながらそれは同胞と争いたくない気持ちからではなく、戦えば在日米軍が出てくれば勝ち目がないからという状況判断によるものかもしれません。まだまだ人類は無防備で相手を信頼していれば攻め込まれないという考えを持てる状況には至っていないことを今回の事件は教えてくれたのではないでしょうか。日本でも集団的自衛権を政府が認めたことで物議をかもしましたが、撃墜されたマレーシア航空機は憲法9条で戦争を放棄した日本という国以上に平和的な存在でしたが、無残にもこういう結果になってしまいました。戦争放棄するにはたとえ自身が攻撃されて犠牲が出ても決して相手を傷つけないという覚悟が必要なのではないかと感じています。改めて平和を実現するには世界はどうするべきなのか考えなければならない時がきているのではないでしょうか。

乗客に日本人の方はいないとのことですが、国家・人種の垣根を越えて今回の事件の犠牲者の方々のご冥福をお祈りしいたします。そしてウクライナ、パレスチナ、シリアなど全ての国や地域で紛争が終わってくれることを願い今回のブログを終わります。

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