終戦記念日

毎日、猛暑が続きますが皆様お身体は大丈夫でしょうか?

当社は12日から15日まで盆休みを頂き、16日より社員一同リフレッシュして業務を再開しております。今後もメーカーとしてより良い商品を提供していくべき努力をして参ります。

さて、日本人として盆休みはどうしても15日の終戦記念日を意識せずにはおれませんが、今年は11日夜に放映された「池上彰の戦争を考えるSP」を見てこれまでと異なる目線から太平洋戦争を振り返ることができました。真珠湾攻撃の舞台となったハワイは旅行で訪問したことがありますが、パールハーバーの慰霊碑を訪問したことはありませんんでした。自国の広島、長崎については日本人として大変悲惨な目に合わされた被害者意識を戦後生まれながら持っており、攻撃を加えたアメリカ側から政府関係者に広島長崎に弔問にきてもらいたいと思う部分もありましたが、そうであれば奇襲攻撃で不意に攻撃され亡くなられたアメリカ人の方々に対してもこちらから哀悼しなければいけないのではと初めて感じました。また父母の祖国と戦わなければいけなかった日系2世の方々の苦悩、敵国からの移民としてうけた偏見と差別を払拭するためにヨーロッパ戦線で死を恐れない戦いに挑んだ方々が存命中の会話は英語だったのに死ぬ間際は「お母さん」と叫びながら亡くなっていった話しを聞くと目頭が熱くなりました。丁度、百田尚樹氏の「永遠の0」を読んだところだったので国籍が変わっても同じ日本人の遺伝子を受け継いでいるのを強烈に実感しました。この「永遠の0」ですが零戦のパイロットが特攻に向かう様子を飛行技術の面、死に直面した極限の心理状況がリアルに描かれていて一気に読み切ってしまいました。しかし、一番考えなければいけないのはこの話をしてくれた今も生き残っている元特攻隊の方々がどんな気持ちで今まで生きてきたのか、亡くなった友の人生まで背負うということがどれだけ重いことなのかということを深く考えさせられる小説でした。年末に映画化されるとのことですが日本人としてぜひとも見なければと思っています。

仕事柄、中国やアジアを訪問する機会が多くて訪問したシンガポールやマレーシアでは日本よりも住みやすく移住したくなるような気持ちも湧いたりします。

一方でビジネスで成功している現地の華僑の方々等はやはり漢民族のアイデンティティは忘れずに生きており先祖代々伝わる知恵を忠実に守っているなと感じました。

歴史は繰り返すという言葉どおりどんな天才でも過去に例がない場合の決断では正解は出ないものと思います。逆に事例があるものについては先人の偉大な知恵を参考にして真面目に勉強さえすれば最短距離で正解に近づくことができます。

我々日本人もご先祖から見習うべき価値観とDNAは、これから大きく変化していく時代の中でも決して無くしてはならないとても大切なものではないでしょうか。

8月15日終戦記念日は、1年に1度自分が日本人であることを見つめ直す日だと感じる今日この頃です。

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