菅内閣誕生1

9月16日に菅内閣が発足しました。
 官房長官時代に「令和」の元号発表を行い、「令和おじさん」として一躍有名になった菅義偉総理大臣は鋭い目つきで一見怖そうですが、経歴を見ると一代の叩き上げでここまで登りつめられた苦労人だそうで、政治一家のように地盤を受け継がずにここまで来るのに相当な苦労を経験されたことからくる表情ではないかと想像します。

 秋田県のイチゴ農家の長男として生まれ、高校卒業後に上京、2ヶ月ほど段ボール工場に勤務した後、大学進学を志し、2年間アルバイトで生活しながら勉学に励んで法政大学に入学されたそうです。苦労して大学生となってからは空手道部に所属して3段を取得する武道家だったそうです。あの眼光の鋭さはそんなところから来ているのかもしれませんね。就職後、すぐに政治家への道を志し、11年間秘書を務めた後に35歳頃に横浜市長に当選して政治家人生を歩み始めて現在に至っておられます。

 長々と新総理の経歴を追わせて頂きましたが、3代目として自営業を継いだ私はこういう初代の人生に対して尊敬と憧れの念を抱いています。家業を継いだ今の人生に対して全く後悔はしておりませんが、親の跡を継がなかったらどんな人生を歩んでいたのだろうかとふと思うこともあったりします。

 今の時代、後継者といえど先代の真似だけでは企業は生存できませんので社内起業的な新しいチャレンジはかなりしてきましたが、立ち上げの際に祖父と父が築いてくれた基盤に随分と助けられて来ました。どんなに成功させても1から10なので、最初の1があってこその成功です。初代で成功されている方は、こういう基盤のない状態から最も難しい0から1を創造されているので本当に尊敬します。

 前政権と変わりばえしないというネガティブな報道もあったりしますが、私は叩き上げの政治家人生で総理の座まで上り詰められた菅義偉総理大臣のご活躍に大いに期待しています。

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