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2021年04月12日

10年②

 社長に就任して1年足らずで人生の師匠であり、経営の先生でもある父を亡くした私はお手本無しに自ら学んで会社経営をしていかなければならない状況になりました。読書が好きな私は、数ある経営書の中から「利他」を重んじる稲盛和夫さんの著書をバイブルにして「従業員の物心両面の幸せを追求する」ことを基本に置いて経営していくことにしました。  

 同じ時期に企業見学研修の機会があり、日本一のホワイト企業といわれる未来工業さんを訪問しました。今は亡き、創業者の山田昭男さんの講演は大きなインパクトを私に与えてくれました。定年70歳、年功序列、日本一休みが多いなど社員にとって嬉しいことをすればやる気が出てどんどん業績を伸ばしてくれる。という内容でした。当時の私には稲盛さんの「利他」という言葉を根として、山田さんの「従業員をやる気にさせれば利益が出る」を幹にして経営していけばうまくいくだろうと考えました。

 すぐにこの方針を実行に移し、定年を80歳に設定、休みを増やすかわりに時短勤務(仕事が暇な時期は週に1度1時間早く帰る)などを導入して社員のやる気を促しました。誕生日にはケーキを用意して皆で祝い、日報では20名の社員に毎日コメントをかえし、月に1度手紙を交換してコミュニケーションの充実を目指していきました。

 実際、この方法は短期的にはすごく効果があり、会社の業績はぐんぐん伸びていきました。