東京オリンピック2

 昨年、開催が延期され今年もギリギリまで開催が危ぶまれた東京オリンピックが無事に終わりました。
 序盤の金メダルラッシュで大いに勇気付けられましたが、後半もいろいろなドラマがありました。印象的だったのは男子走高跳びで最後の決着をつけずに2人が金メダルになったシーンです。真剣勝負ですので白黒つけた方が良いという意見もあるかと思いますが、死力を尽くして闘った両者が「もうこれでいい。」と納得したのであれば観客は賞賛の拍手を送るのみだと思います。

 またメダルが期待された男子リレーでは第一走者から第二走者へのバトンがつながらず途中棄権となってしまいました。非常に残念なシーンでしたが、バトンが回らなかった第三走者の桐生選手のコメント
「誰も悪くない。逆に言うと、予選で僕がもっと速く走って、
 多田や山県さんに心の余裕があれば結果も違っていたと思う。」
も心にグッと刺さるものがありました。

 金メダルを獲得した感動だけでなく、負けて銀メダル、あるいはメダルを逃した選手の悔しさから立ち上がる精神力。これもオリンピックが人々に与えてくれる勇気の一つではないでしょうか。次は3年後ですが、今回金メダルを取った選手の連覇を期待すると共に、悔し涙を流した選手がさらにパワーアップして帰ってきてくれることを楽しみにしたいと思います。

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