ご無沙汰しております。
暑い日が続いていましたが、この数日は雨で少し涼しくなった気がします。
少し前になりますが、6月に万博会場に行ってきました。取引先様の企画で毎年恒例の共栄会の企画として団体でパソナ館・パナソニック館を訪問できました。
パナソニック館は、USJやディズニーのアトラクションのような企画で童心にかえっての行動パターンから性格を診断する楽しい企画でした。小さい子供のいるご家族さんは特に楽しめるのではないでしょうか。
もう一つのパソナ館では、IPS細胞など未来の医療の形を垣間見ることができました。万博は各国の文化を感じることも魅力ですが、一足先の未来への想像力を掻き立ててくれるパビリオンにも心惹かれます。
残念ながらアメリカ館・フランス館など人気の国のパビリオンは最大3時間、それ以外でも1時間待ちが普通のため、団体行動では並んではいることはできませんでした。
そんな中で、比較的スムーズに見学できたのがCommonsパビリオンです。Commonsとは複数の国・地域が共同で出展するパビリオンでAからFまで6か所あり、空いているので予約なしで入れます。自然保護を訴えるケニヤ、海面上昇で国土消滅が危惧されるツバルなど環境保全をテーマにした展示が印象的でした。
予約なしで入れると言えば何と言ってもインドネシア館、テレビですでに何度も放映されていますが、
「予約!! なしで!! 入れる!!」を愛嬌たっぷりで歌うように叫ぶ、インドネシアパビリオンのスタッフ。あれだけテレビで注目を浴びたので今は行列ができているのかもしれませんが、大国の巨大な予算をつけたパビリオンと違う、愛嬌たっぷりの人間味あふれる接客も万博の大きな魅力だと感じました。(私が6月に訪問した時は前を通らなかったのでliveでは見ておりません、とても残念です)
そして7月19日についにネパール館がオープンしました。6月に万博に行った時は、まだ工事中でリングの上から眺めると建築業者が一所懸命、工事作業をしているのが見えていました。
当社はネパール人の従業員がいるので、ネパールの文化と接点があり機会があれ是非、パビリオンを見学したいと思っていました。そんな中で11日のテレビでネパール館が特集されていました。
よくインドはヒンドゥー教とイスラム教がまざった雰囲気に対して、ネパールはヒンドゥー教と仏教がまざった雰囲気といわれますが、今回のパビリオンでは仏教寺院の大きなモニュメントが展示されており、仏教文化が強調されているイメージでした。
当社のネパール社員も来日して3年になります。すっかり日本での生活に慣れているようですが、ネパールの雰囲気にホームシックになっているところもあるかと思います。放映されたテレビの動画をシェアするととても嬉しそうに「ありがとうございます」という返事が返ってきました。
2025年万博は10月までなので、あと2カ月以上あります。最新テクノロジーだけではなく異文化コミュニケーションによる心温まるストーリーがたくさん生まれてくれると嬉しいなと思っています。