ガソリン値上がり

アメリカ・イスラエルがイランを攻撃しました。複雑な政治的背景には触れませんが日本にとっては石油不足によるガソリン価格の上昇が大きな問題になってきます。政府は石油備蓄を放出してくれるようですが、4月に価格が下がるという話がでているため3月はガソリン給油を控える人が増え、ガソリンスタンドの売上が減少しているとのことです。

当社のような家具メーカーは大きな荷物をトラックに載せてお客様の元に運んでいます。なので毎回運送業者への支払いが発生しているのですが、この輸送費がこれから上がっていくことが予想されます。

また石油不足になるとプラスチックなどの樹脂製品も値上げが予想されます。木製家具でも足元にあるアジャスターやキャスターにはプラスチックが使用されています。

ホワイトボード・パーテーションは四つ角に安全のためのコーナーキャップを使用していますし、表面材のクロスはポリエステル・ナイロン・アクリルを使用していますのでこちらも価格上昇の可能性が高くなっていきます。

エネルギー不足の中で注目をあびた日米首脳会談が行われました。予想通りトランプ大統領は日本からアメリカへの投資要請がありました。毎回この状況で登場されるのがソフトバンクの孫会長です。今回もオハイオ州に80兆円規模のガス火力発電所を建設し、隣接するAIデータセンターでその電気を使うという大胆な発表をされました。

一見するとアメリカのご機嫌をとって日本のお金がアメリカに出ていくように見えますが、日本にもメリットのある大きな社会実験の側面もあるようです。大河ドラマの豊臣兄弟でも出てくる大阪の堺にはシャープの液晶パネル工場がありました。残念ながら液晶パネルは2024年に生産停止となり、その跡地をソフトバンクとKDDIが2025年に取得しました。

それぞれAIデータセンターを構築し、KDDIは今年の1月から稼働を開始しています。ソフトバンクの方が規模が大きいので時間がかかっていますが2026年中には稼働を開始する見込みのようです。

元から電力の供給インフラがある工場の跡地にAIセンターを設置、このAIが電力供給元のエネルギー効率を高める計算を行ったり、再生エネルギー活用の新しい手法を生み出していくことで石油価格が電気代高騰につながることを防ぐ役割が期待されています。

歴史的には1970年代のオイルショックが有名ですが、当時と違って今は再生エネルギーが普及していること、エネルギー効率が格段にあがっているので今の時点ではパニックが起きていないと言えます。

石油の備蓄が8か月分あることも大きなファクターですので、この猶予期間の間に日本政府がアラスカの原油を輸入するなど様々な対策を立ててガソリン価格上昇をスローダウンさせてくれることを期待しています。

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