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2019年11月03日

ラグビーワールドカップ閉幕

 1ヶ月半熱戦を繰り広げたラグビーワールドカップは、日本に勝った南アフリカの優勝で幕を閉じました。

 優勝候補筆頭のニュージーランドを倒したイングランドの方が強いかなと思っていましたが、蓋を開けると南アフリカが力で
イングランドをねじ伏せる堂々たる勝利でした。

 南アフリカは4年前の初戦、日本に敗れましたが、そこから立て直して準決勝まで進みニュージーランドと大接戦を演じました。
2点差で惜しくも敗れましたが、アルゼンチンに勝利して3位の座を確保しましたがニュージーランドに勝っていれば自分たち
が優勝していたという思い出4年間頑張ってきたことと思います。

 今大会でも初戦でニュージーランドに敗れて予選2位通過となり、決勝トーナメントでは4年前に苦杯を舐めた日本との対戦となりました。
我々日本人は4年前の奇跡の再現を期待していましたが、南アフリカとしては4年前の雪辱を果たすと同時に優勝するためにはここで足踏みし
ているわけにいかないという思いだったことでしょう。

 華麗なオフロードパスで攻める日本やニュージーランドとは異なり、鉄壁の守備で守りながらキックで前進、敵陣でスクラムを押し込んで
反則を誘ってPGを確実に決めるという堅実なプレイスタイルは決勝でも変わらず、イングランドをノートライに抑えて、最後にトライ2本で
突き放して栄冠を勝ち取りました。

 優勝インタビューで南アフリカ主将のシヤ・コリシ選手のインタビューが印象的でした。「祖国は実に多くの課題に直面しています。しかし南アフリカ国民は私たちを応援してくれました。みんなに感謝します。祖国はいま本当にたくさんの問題を抱えています。それぞれ違うバックグラウンドを持つ人たち、異なる人種からなるチームがゴールを目指して一つになれました」
1995年の初出場初優勝は映画にもなりましたが、歴史の影の部分になるアパルトヘイトを乗り越えて黒人白人が一致団結してラグビーで優勝を
つかんだことは祖国に大きな勇気を与えたことでしょう。

 日本代表もこんな素晴らしいチームに負けたのなら仕方ないと思います。それでも、さらに強くなって優勝する瞬間をこの目で見たいのもファンの本音です。
これからの4年間でどんな進化を遂げてくれるのか今から楽しみです。

 フィールドの中だけでなく、外でも感動的なストーリーをたくさん残してくれたワールドカップでした。
試合が中止となったカナダ代表は釜石で瓦礫の掃除を手伝ってくれました。
ニュージーランド代表は試合後に日本のファンにお辞儀で敬意を示してくれました。(この後、全てのチームが見習ってお辞儀をしてくれるようになりました)
南アフリカのファンは日本の初戦ロシアを観戦して日本を応援してくれました。理由は4年前に自分達に勝った日本を尊敬しているからだそうです。

 80分間、激しくぶつかり合い、時には乱闘騒ぎも起きますが、試合が終わればノーサイドで相手への尊敬を忘れないところが本当にラグビーの
素晴らしいところです。
 
 ホスト国日本の運営も素晴らしく、ワールドラグビー会長から「最も偉大なワールドカップ」との言葉を頂きました。
日本ラグビー協会はワールドカップの再誘致に動き出したそうです。20年後くらいになるかもしれませんが、生きている間にそのチャンスが
巡ってきたら一生に2度目の感動をぜひ味わってみたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。