コロナ第2波?

 ようやく梅雨も終わって、猛暑日が続く夏がやってきた感じです。
そんな中で、連日のようにコロナ感染者数増加の報道が続いています。
本当に第2波がやってきたのでしょうか?

私は専門家ではないのですが、知人のお医者さんの意見を参考にして個人的な見解を書いてみたいと思います。

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1

 厚生労働省のグラフを参考にしてみると4月の1日当たり新規陽性数は4/10の708人が最高でした。この日のPCR検査数は5,389人で13.13%です。直近での新規陽性数最高は7/31の1,574人、この日のPCR検査数は17,354人で9%になります。4月より人数は増えていますが、確率は下がっていることがわかります。
また緊急事態宣言解除後で新規陽性数最少だったのは5/25の20人ですが、この日の検査数は3,620人で0.5%でした。

 最多と最少のサンプリングだけで正確なデータとは言えませんが、前後の日も似たような数字でしたので、データからは4月のピークよりマシだが、自粛していた頃よりは悪くなっているという仮説で話を進めても良いかと思います。

 それより大きな問題は検査対象の中身が以前と変わっているので単純に比較はできないという説が上がっていることです。というのは4月は主に高齢者を中心にPCR検査をしていたが、最近はホストクラブでのクラスター発生が相次いだため、若者を中心にPCR検査をしているので4月と7月では検査対象者の年齢層が全く異なるそうです。

 これにより、4月は若者の陽性反応者がほとんど含まれておらず、7月は高齢者の陽性反応者がほとんど含まれていない数字になっている状態であると言われています。これでは4月も現在もどの年齢層で陽性反応者が多いという分析ができないことになってしまいます。

 ここで、もし高齢者の方が重症化しやすく、死者が出やすいと言われている仮説が正しいとすれば、陽性反応が増えても死者数は増えなければ若年層のみ感染者が増えているということになります。逆に死者数が増えていれば、高齢者の感染者が増えていると考えられます。実際のデータでは緊急事態宣言解除後の死者数の増加は緩やかになっています。
よって無症状か症状が軽い若年層では感染者は増えているが、重症化しやすい高齢者の感染者は増えていないのではないかと考えられるのではないでしょうか。

 素人の勝手な想像に過ぎませんが、テレビや新聞も嘘や間違ったことは言わないでしょうが、視聴率をあげるために誤解を招くような表現が混ざっているケースもないとは言えませんので、自分でよく考えて情報に向き合うことは大事な習慣だと思います。

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