インクレディブルインディア1

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昨年の9月にEMBAに参加して17ヶ月が過ぎました。卒業まであと3ヶ月です。このプログラムでは卒業前に最低2カ国を回る海外研修に参加しなければいけません。選択肢はブラジル、ガーナ、イスラエル、スイス、インド、東南アジア(シンガポール・インドネシア)がありました。

最初の4カ国は遠方であることと、当面は直接ビジネスで縁がなさそうなのでインドと東南アジアを選ぶことにしました。東南アジアの2カ国は既に訪問済みでしたが既にマレーシアと取引をしているので今後、何か縁ができるかもしれないという判断です。一方のインドは中国に次ぐ人口大国であり2022年以降は世界一の人口になると言われている成長市場です。アジアでビジネスを拡大したいと考えている私にとって1度は訪問しておきたいと思っていた国でした。

もう一つの理由として、この2つの研修が2月12日から1週間インド、翌週の20日からシンガポールとインドネシアで研修という連続した日程だからです。会社を長期留守にはしますが、集中して一気に終わらせてしまう方が経営への影響もすくないとい判断しました。ちょうど今、インド研修が終わってシンガポールへ移動する途中でブログを書いています。

初日はバンガロールに着いてタクシーに乗りました。インドは道路が凸凹と聞いてはいたのですが、本当に車が縦に激しく振動するためいきなり車酔いをしての学校到着となりました。IIMB(インディアン・インスティチュートオブ・マネジメント・バンガロール)という学校の寮に宿泊して4日間の勉強がスタートしました。

日曜夜の座学からスタートして月曜火曜は企業訪問、中でもIT企業のインフォシスの敷地の巨大さは圧巻でした。インフォシスという会社は名前は聞いたことがあったのですが、勉強不足でこれまで良く知りませんでした。インド発のIT企業として1981年に創業、最初の10年は伸び悩んでいたそうですが90年代に入るとインフラも整備されビジネスしやすくなると一気に成長を始め1999年にインド初のナスダック上場企業となりました。

その後、2000年問題でプログラミングの需要が増えると欧米からの依頼が殺到して急成長します。その後、アメリカと正反対の時差と英語に長けた人材の豊富さを生かしてアメリカの夜間業務を請け負って現在の巨大企業になりました。

本社は画像をご覧いただいたとおり大学キャンパスを思わせる広大な敷地面積を誇ります。そこら中におしゃれなカフェスペースと最新のIT機器が揃った研修室が設置されており、社員の福利厚生に力をいれていました。これは海外に留学した優秀な学生がインドに戻って働きたいと思えるようにシリコンバレーの企業に負けない環境づくりを目指しているということでした。

続く

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