アルコール消毒

今日から大阪では民間施設の休業要請が出ています。
映画館や運動施設、カラオケボックスなどが対象になっているようです。

当社は社会インフラを支える工場ということで休業要請に入っていないので通常営業して
おりますが、最大限安全に配慮して出勤をしております。

特に意識しているのは出勤時のアルコール消毒です。新型コロナやインフルエンザなどの
ウィルスは細菌の50分の1程度の大きさしかない小さな存在で単体では増殖できません。
しかし、人の体内に侵入すると人の細胞の中に入って自分のコピーを作っていきます。
その小ささと細胞でない存在であるがゆえに抗生物質など菌を殺す薬では消滅させる
ことができないそうです。一方でDNAをカプシドというタンパク質の殻で覆っているだ
けの脆い存在でもあります。
この殻の外側をエンベロープという脂質製の膜がバリヤとして守っているのですが、
バリヤを破壊されると中の殻は脆く、ウィルスは簡単に死んでしまいます。
このエンベロープを壊すのにアルコール消毒液は最適です。
新型コロナやインフルエンザウィルスはエンベロープウィルスなのでアルコール消毒で
外のバリヤを壊されると死んでしまうというわけです。
なので手のアルコール消毒がとても重要になってきます。

一方でエンベロープに守られていないウィルスはバリヤがなくても存在できる強い中身
を持っているのでアルコール消毒が効かない厄介な存在なようです。
有名なのはノロウィルスですが、こちらはアルコール消毒では除去できません。
次亜塩素酸ナトリウムを使用しないといけないようです。

これまで不勉強でしたが、新型コロナ対策を機会に手洗い、消毒といった環境衛生管理
を見直していきたいと思います。

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