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2019年07月21日

G20サミット2

 サミットが終わってから3週間が経ちました。
サミット中よりもサミット後の方が、話題が多かったような気がします。
中でも驚いたのがトランプ大統領が米韓首脳会談の後、北朝鮮の国境を越えて金総書記と握手をしたことです。
双方とも自国民へのアピールが主な目的なので、話題にはなっても状況はあまり変わらないだろうなと思っていました。
(3週間経過した現在、やはり何も変わっていません。)

アメリカと北朝鮮の交渉はサミット後のことでしたが、サミット中に行われた交渉の目玉はなんといっても日中首脳会談でしょう。
事前の情報では特に進展しないだろうと言われていたのが、いきなりHuawayの取引規制を緩和。ポジティブサプライズで世界中の株価上昇!!!
この人は自分の発言で世界中が驚いて、慌てて動き回る姿を楽しんでいるのかと思います。

道徳的に正しいかどうかは別にして、周囲を振り回しつつ自分のペースに持っていく駆け引き上手なところは凄いの一言です。
政治的にインパクトのある話題を提供して自国民にアピールするのがとても上手な政治家だなと感じます。

一方の日本ですが、ロシアとの北方領土は進展なし、韓国とは首脳会談すら行われずに終わり、特に話題がないままサミットが終わってしまった印象です。唯一話題になったのは、日中首脳会談で習首席が国賓来日することになったことくらいでしょうか。

個人的には日韓首脳会談は、物別れに終わっても会うだけは会うべきだったのではないかと思っています。先日、河野外務大臣が韓国の駐日大使に激しく抗議しましたが、会っても合意に至らないなら会わないよりも、たとえ平行線になるとわかっていても会ったという事実こそが重要ではないかと思います。

「G20という舞台で日韓首脳会談が行われたが、物別れに終わった。」この事実により世界が日本と韓国の問題に注目しますし、日本の主張をアピールすることもできます。首脳同士が会ったのに何も進展しなかったら面子に関わると考えるのは日本だけでなく中国、韓国も同じように感じます。この辺りは東洋の伝統なのでしょうか。

 米国トランプ大統領のように会えば余計こじれるかもしれないが、それでも会って注目を集めて双方の国民が2国間の問題に関心を示して、議論を始めるきっかけを作っているのは、外交的には一つの正解ではないかと思う今日この頃です。